院長ブログ / 人形町の歯医者なら「人形町きんざ通り歯科クリニック」へ

人形町きんざ通り歯科クリニック

〒103-0013
東京都中央区日本橋人形町3-3-10 日本橋TECビル2F

ご予約・お問合せ

院長ブログ

コロナQ&A

2021年4月27日 / 院長ブログ

こんにちは、院長の岩田です。
4月25日に3回目の緊急事態宣言が発出されました。
新型コロナウイルス収束はまだまだ見通しがつかない状況であります。
そこで今回はコロナに関する質問をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。


Q:歯医者はコロナ感染のリスクが高いのでは?

A:歯医者は感染リスクが高いと思われている方は多いようです。
ある調査では、コロナ禍で歯医者に行くのが「怖い」「不安」と答えた方が60%以上おられたようです。

しかし、日本歯科医師会では、新型コロナウイルス感染症に関して、「歯科医療を通じての感染拡大の報告が無い」とホームページで公表しています。

歯科医院で感染拡大がない理由は3つ考えられます。

1つは、多くの歯科医院では、コロナ以前から感染予防の対策をしているからです。


歯科医院では、インフルエンザや肝炎など様々な感染リスクがあるため、常日頃から衛生管理には高い意識を持って取り組んでいます。
例えば、マスクとグローブを着用し患者さんごとに交換、治療器具を患者さんごとに交換・消毒滅菌などの対策を行っているので、院内感染は非常に起こりにくい環境と言えます。

 

 

 

 

 

2つ目は、歯科医院の多くは上記の感染症対策に加えてコロナ感染の対策を行っています。
当クリニックでは、新型コロナ感染防止対策として、下記を実施しております。

1)玄関の消毒、受付での体温計測、アルコールや次亜塩素酸水での手指の消毒、問診表でのチェック
2)器具の滅菌(洗浄した後オートクレーブ滅菌)し個々に滅菌パックにて包装、滅菌できないものについては使い捨ての材料を使用
3)個室での診療後、部屋全体を全て消毒(エタノールや次亜塩素酸水で)
4)唾液などの飛沫による感染予防として口腔外バキュームやフェイスシールドでの対応

 

 

 

 

3つ目は、歯科医院では、予約制にしているところがほとんどです。
当クリニックでも、予約制となっており、待合室に多くの人が密集することはありません。
予約のお時間通りに来院いただければ、お待ちいただくことはほとんどありませんし、他の患者さんとも十分なソーシャルディスタンスを保てる状況です。

 

 

 

 

 

人形町きんざ通り歯科クリニックの新型コロナ対策はこちら


Q:コロナ禍で歯医者に行けていないのですが、定期検診はどれくらいの期間で?

A:通常は3~4か月で定期検診を受けられるのが望ましいとお伝えしております。
先にもお伝えしたように、歯科医院でのコロナ感染拡大の報告はありませんので、安心してご来院いただければと思います。

ただし、コロナ禍で外出自体を控えておられる方もいらっしゃると思います。
そのような方は、口腔内のケアをしっかりとしていただき、綺麗な状態であれば半年に一回の検診でも良いと思います。

正しい歯磨きの仕方はこちら

次のような歯周病の症状が出ている方は、できるだけお早めに検診を受けられることをお勧めします。

・朝起きたとき、口の中がネバネバする。
・歯みがきすると出血する。
・口臭が気になる。
・歯肉がむずがゆい、痛い。
・歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
・かたい物が、嚙みにくい。
・歯が長くなったような気がする。
・前歯が出っ歯になり、歯と歯の間に隙間がでてきた。


Q:家庭での口腔ケアで気を付ける事はある?

A:コロナの感染経路として、家庭内感染が多いと言われています。
家庭内での感染を防ぐためにも、家族それぞれが使用している歯ブラシは少し距離を離すようにしましょう。
歯ブラシが接すると、そこから感染につながる恐れがあります。

歯磨き粉も出来れば同じものを使用せずに、それぞれ個人での歯磨き粉に分けて使用することをお勧めします。


〇まとめ

・歯科医院でコロナ感染拡大の報告はありません。
・コロナ以前から、歯科医院は感染症対策に取り組んでいます。
・追加でコロナ対策を実施しています。
・安心して歯科医院に来院してください。
・虫歯や歯周病の症状がある方は、特にお早めに受診してください。
・家庭内感染防止のためにも、歯ブラシ、歯磨き粉の使用や管理に注意しましょう。

歯周病Q&A

2021年3月27日 / 院長ブログ

こんにちは、院長の岩田です。
今回は歯周病について、患者さんから過去にあった質問をまとめてみました。
各質問に対して回答していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

〇歯周病って何?

 

医学的に説明するととても難しくなってしまうので簡単に説明すると
プラーク(歯垢)中の細菌によって歯肉が炎症を起こし又それが
進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまう病気です。
現在30歳以上の成人の約80%が歯周病にかかっていると言われています。

初期の歯周病は自分自身ではほとんど気づくことが出来ません。歯茎から
出血があったり歯茎が腫れてから気づくことが殆どです。歯科医院での検診や
予防として歯石の除去がお薦めです。

最近ではコロナに対する予防策として歯周治療が重要だと歯科医師会からも推奨されています。

詳しくはこちらをご覧ください。

新型コロナウイルス感染症に負けない歯と口の健康づくり|新型コロナウイルス感染症について|日本歯科医師会 (jda.or.jp)

 

〇なぜ歯茎から出血するの?

 

歯医者での歯周病の検査時やスケーリング(歯石除去)や時には歯磨きの時歯茎から出血があったりします。
これは歯周ポケット内に微小な潰瘍が出来ており、これをひっかく事により出血します。
微小潰瘍は炎症が活動期の時に形成されます。
この歯周ポケットとはテレビのコマーシャルでも良く見られるように歯と歯茎がつながっている
所までの隙間の部分です。この隙間に細菌などが入り込み増殖して歯と歯茎をつなげている
細胞を壊して歯周病が進行していきます。

一度歯周病になったらもう治らないと思いがちですが、初期の段階で適切に処置(歯石除去、
クリーニング、しっかりとしたブラッシング)などを行えば元の歯周組織に戻ることも可能です。
又中度や重度までに至った歯周病は元の健康な状態まで戻す事は出来ないですが、現在の
状態(歯槽骨が溶けた所までの状態)を維持して健康な状態まで治す事は可能です。

 

〇喫煙が歯周病と関係してるって本当?

 

喫煙によって微小循環機能が低下し(低酸素)、歯周病原菌が増加し免疫機能が低下する為歯周病が進行するとされています。
①歯周病細菌の増加 ②免疫機能の低下 ③微小循環機能の低下(低酸素)④線維芽細胞付着障害
などが引き起こされます、これによって細菌感染が慢性化し炎症反応ならびに結合組織、骨代謝の異常をきたし歯周病が増悪すると考えられています。

実際に長い間喫煙されている方の場合、口腔内の歯肉(歯ぐき)の見た目はなんともないのですが
歯周病の検査をしてみると歯槽骨(歯を支えている骨)がひどく吸収されて(溶けている)場合があります。

 

〇糖尿病と歯周病って関係ある?

 

糖尿病で血糖値(グリコヘモグロビン)が高いと血中のマクロファージが刺激を受けてサイトカインを産生します。サイトカインは炎症を促進し歯周病を悪化させます。
歯周病を治療するとサイトカインが減少します、これによってインスリンの効果が上がりブドウ糖の取り込みが増加し血糖値が改善するので糖尿病の症状が軽減します。

糖尿病の人は一般に①~③のことが言われています。
  ①歯周病の羅患頻度が2~3倍高い
  ②免疫力が低下している
  ③再生力が弱い

歯周病治療によって糖尿病の症状が改善することもよく知られています。

 

〇妊娠と歯周病って関係ある?

 

妊娠時に歯周病にかかっていると歯肉に炎症が起きやすく又増悪しやすいと言われています。
これは妊娠にともなってホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の量が増し口腔内細菌を増殖させるので炎症が発生し出血なども起きやすくなります。

 

〇歯周病で歯茎が下がってしまう?

 

歯周病によって歯肉退縮を起こします、これは歯周炎による歯槽骨の吸収が起こり、それに伴って歯肉も下がってきます。
他にも歯肉退縮の原因として、不適切なブラッシングや矯正治療でも歯肉退縮を起こしやすくなります。 

ご予約・お問合せ

03-6667-0489

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町3-3-10 日本橋TECビル2F

人形町駅 A5出口より 徒歩1

COPYRIGHT© 人形町きんざ通り歯科クリニック. All Rights Reserved.